空蝉「令嬢騎士とchu!chu!chu!」

はいはい。えっちぃ小説の方の感想書きます。本日は2月巻の二次元ドリーム文庫。エロデレ2巻はまだ・・・・入手できていません。

さて。クリスはとある貴族のお嬢様で、騎士に憧れていた。しかし、騎士は男の職業。騎士であることを全うし、自分を認めてくれるために、日本で暮らす王位継承候補・耕太の護衛へ・・・・という展開。耕太の母親は、某国のお姫様だったのだーーーー、ということ。

この二人のいちゃいちゃ感がいいっすねぇ。二次元ドリーム文庫では珍しく、恋愛描写が丁寧です。高校生のときみたいな恋愛初期感で、甘々展開です。耕太とクリスが手をつないだり、ばったり目があったりしてどきどきしちゃうシーンなんて、甘酸っぱくて、もどかしくて。二次元ドリームというレーベルなんだから、最終的にはセックスに持って行くんですが、そこまでの積み重ねがいいっすねぇ。

私が読んでいて盛り上がったところは90頁前後。クリスが、自己の過去と、葛藤するところ。クリスは、騎士は男がなるものだと、言われて育ってきた。だから、騎士としての腕前は一流でも、劣等感に苛まされていた。自分は半人前で、騎士として認められていない、という意識。だからこそ、何も知らない耕太が、クリスの腕前を褒め、騎士としての稽古をつけて欲しいと言ったときの喜び。しかもその耕太が、守るべきご主人様なら尚更。もうね、女の子がこんなことで悩んでいたらぎゅっと抱きしめたくなるねっ!抱きしめないと男じゃないねっ!!

このあたりから二人の関係は、一気に進行。あーん、とご飯を食べたり、図書室でいちゃいちゃしたり。浴衣を着たクリスがチャリでニケツするシーンは、綺麗でニヤニヤしてしまう。クリスの態度も最初はややキツメだったけど、徐々にあまーく、ご主人様(はーと♡)みたいな態度へ。最後は、騎士として生きるよりも、耕太の隣で生きることを選ぶクリス。読後感は爽やかでした!*1

*1:ただ、カラーイラストがなぁ・・・・・モノクロは悪くはないだけど、カラーイラスト(表紙、カバー、ポストカード)が変。特に顔の表情がイマイチ。