秋月耕太「没落したけどメイドがいる!」

普段はフランス書院本家のほうで活躍されている作家らしいですね。前の美少女文庫での出版は、2006年8月!私がまだ美少女文庫なるものを知らなかった頃じゃないですか。今回が初読でした。

最近だとヒロイン四人ってなかなか珍しいよなー、と思って読んでいました。自分の持っている美少女文庫で探してみたら、月乃御伽のは〜れ部と、橘真児のせんせい失格!くらいしか思いつかなかった*1

ま、メイドとくれば、お好きな方もいらっしゃるので、お話についてはそちらをどうぞw

メイドものの真髄って、奉仕にあると思うんですよね、個人的には。底抜けに明るい性格なメイド・サヤ、無口で天才な長門系メイド・リル、年上お姉さんでおっぱいメイド・サヤカが、鷹揚とした主人公に、傅いて、奉仕してくれます。最後は、元お嬢様で幼なじみ、そして高慢な性悪女・美麗ちゃんが、メイドになりさがって奉仕。

やっぱり、自分の為にしてくれる、というのはいいですよねー。しかもメイドということで、主人である誠吾へ、最初から無条件で好感を抱いています。お仕えしますっ!という信頼感。まぁ、誠吾も、貧乏になっても無理を言わないし、なんだか見ていると金持ちのお坊ちゃんっぽい人間でもないさそうで、状況適応能力が高い。悪い人じゃないから、好感もたれるのも当然だなーと思っていました。

個人的なお気に入りとくれば、サヤでしたね。おっぱい押し付けてじゃれあったり、最初にセックスしたあとにもう一回おねだりしたりするシーンは可愛いです!4章では、水着の状態でえっちぃことをおねだりするんですが、ただでさえ水着を着てエロい状態になっているのに、さらに寄ってくる。これ、エロくね?

ラストは、5人で、というハーレム展開。そういや、イラストの有子瑶一さん。美少女文庫ではおなじみの方ですが、イラストの方向性が萌え系に変化しているような印象を受けました。

*1:申し訳ないけど、美少女文庫を毎月全部買っているわけではないので、他の作品であったかもしれない。また、持っている作品の中での見落としもあったかも。