筆祭競介「ツンとお嬢様と花嫁修業」
- 作者: 筆祭競介,あいのせりん
- 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
- 発売日: 2011/07/13
- メディア: 文庫
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さて。二次ドリ文庫最新刊です。お話の中身は、幼馴染のお嬢様が、嫁に行ってしまうんだけど、夏休み最後の思い出作りに、一般人の主人公・椎名始のもとに押しかけ女房をするつもりが・・・・本当にえっちい展開になってしまって、というもの。
ヒロインの蘭咲 真凛花(らんざき まりか)は、お嬢様、幼馴染、ツンツン、巨乳とベッタベタな属性てんこ盛りですが*1、主人公のことが好きで好きで、慣れないながらも一生懸命奉仕してあげる、という行為が可愛いんですよね―
真凛花は、お嬢様なところもあるが、性格はすごくいい。悪かったら反省もするし、不器用ながらもおにぎりをつくってあげたり、と好感が持てる。
ほかにも、例えば、始が右手をけがしたとき*2。
「・・・・・・あ〜〜ん」
この、ちょっとためらっている間!!イラスト補正もあって余計に可愛く見えてしまいます。
そして、右手の怪我はエロラノベ界では夜の奉仕へのフラグ。しかし、えっちい展開も徐々に進みます。最初の日はおっかなびっくりで手で奉仕。次の日は口で。その次の日は胸で。真凛花がだんだんエロくなっていく様子と、始とだんだん心を交わせあう様子が重なります。
二人の恋愛ゲージが暴発直前のときに、真凛花が、許嫁のもとへ行くと決まると始は真凛花に告白。
・・・・な、なんで今更そんなこと言うのよぉ・・・・こんな時に、そんな顔で言われたら・・・・私、本気にしちゃうじゃない
やっとお互いの気持ちを確かめ合う*3ところで、初セックス。前回の「おた☆こい」のところでも書いたことと重なりますが、恋愛過程をしっかり描いた後でセックスに持ち込むという展開を私は評価したいですね―。こういうの、好きです。初セックスの時点は、既に全部ページ数の約5分の3あたりですよ、これ。いかに前半のいちゃいちゃ恋愛ゲージ溜め部分が濃密だったかわかると思います。
二人の中が認められてからは、もう孕ませる意欲満々。猫コスで立ちバックでもう十分かとおもいきや、花嫁衣裳だなんて!最後の、真凛花が一回イッた後でもう一回イかせようとする数頁はエロいの何の。主人公が真凛花を気持よくさせようと意気込むし、真凛花はそれに乱れ、また自分から求める。これ、今シーズントップクラスのエロさは間違いないですね。
筆祭さん・・・安心のクォリティで文句なしの星5つ!!人妻戦隊マダムファイブという怪作を書いていたとは思えないくらい、いちゃ甘作家認定です。