みかづき紅月「サムライメイド」&篠田節子「家鳴り」

家鳴り (新潮文庫)

家鳴り (新潮文庫)

相変わらず、現実と虚構の境目をわからなくさせる、幻想的な筆致は見事。そして、人間の本質ってこうなのかーっと、読んでいて、見たくないものも見せつけられる。
「やどかり」→先を読めない、無垢な少女だから、場あたり的に頼る。だから、最後まで愛し続ける。
星5つ

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えー、このセルフパロディはどう解すればいんですか・・・・蘭瀬vs刹那vs亞里亞vs近藤心梨なんて夢の対決が見れるんでしょうか?そして、怪我をしたらロゼとむーねぇが優しくいたわってくれるんですよね?

行動もいぢらしくて可愛い蘭瀬。小姓がメイドになるってぶっとんだ感覚も好き。ただなー、絵は可愛いんだけど、エロさが低い。あと、2chで指摘があったけど、159頁で、本文ではブラウスのボタンが弾け飛んでいるのに、絵では弾けていない。読んでて自分も気付いた。これ、蘭瀬のおっぱいを強調するところだからちゃんと絵も本文に対応してほしかった。結構重要なミスだと思うよ。
まぁ、みかづきさんには罪はないが、重要なシーンの絵の描写の欠如だけにどうしても気になる。ということで、星4つ。