河里一伸「いもうと泡天国」

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えすかれシリーズ初読。今まではぶっとび過ぎて感性が合わなさそうだったので避けていた。
内容としては、ソープ、泡奉仕に特化。途中まではワンパターンだけど、幼馴染みが絡むようになってからは結構良い。幸せ展開です。

作者は新たな方向性を探っているのかな?途中でヒロインの気持ち、内面を描写するシーンがいつもより目立っていたと思うんだけど、行為中に長く書かれると、視点がぶれちゃう。短くまとめるか、行為の前や行為の後などに移して行為中はがっつりエロを描写するかにしてほしいな。
4人で行為に及んだシーンのフィニッシュの夏菜のシーン(273頁)。なんか唐突に終わった感じがしたんだけど、別に頁数を調べても、そんなに他のシーンと変わらないんだよね。なんでだろう。
こう、ふにゅっとした素肌を味わう感覚、女の子の体が触れる幸せ感をもっと描写してほしかったが、、、まぁ、楽しめた。ということで、星3つ。
さーて、河里の次は七海ユウリを読む予定。この人、どうなんだろう。イラストが狗神煌じゃなかったら買ってなかったと思う。フランス書院から出ているのに、えっちい度も低く、また、ストーリー的な面白さ(アホっぽさ―葉原鉄、青橋由高、蒼井村正―や恋愛描写の濃さ―みかづき紅月わかつきひかる―)もないという印象しかないんだよなー。ティアラ文庫に行ったのも、事実上美少女文庫から追放されたときの保険、というか新しい方向性を開拓しないと作家として生きていけないという配慮なのかな、と邪推していたり。
読んでいないのに良かったのは絵だけという読書感想が出てきそう。まー、あんまり期待しないで読もうっと。そうすると、意外性で評価が高いかもしれないし。