河里一伸「子作りアイランド」

美少女文庫2月刊のモノ。エロ特化系です。

幼なじみ・美香と旅行している途中に島に流されてしまったところ、そこは女の子だけの空間だった、というもの。そこでは島の住人たちの先祖が流されて来てしまった、というパターン。女の子だけの状態になってしまったから、子作りができない。でもちょうどお男がやってきた、さて、親から「子づくり」なるものを聞いたことはあるけど、実際にはどうやるんだろう・・・というもの。フリーセックス状態だったのか、島の住人たちにはあんまりセックスに対する後ろめたさ、二股をすることへの不誠実さ、背徳感がありません。OPEN MY HEART!!というもの。ハーレム展開としては都合がいいっすね!ここまで舞台設定から理屈をこじつけた作品は久々だと思います。つまり、作中では、一応、ハーレム展開を正当化する理屈(むしろ歓迎する理屈)を説明しています。

島の住人とは対照的に、幼馴染の美香は、それまで普通に日本で生まれ育ってきたわけで、セックスに対する恥らいや浮気への嫉妬心があります。ここの違いも今作のポイントかも知れない。

美香と島の住人との違いで言えば、性的知識も。島の女の子(アリサとユメミ)は、全く性的知識がありません。アリサは動物の交尾を見て少し齧っていたようですが。だから、主人公サイドからすると、ある意味、自分用にカスタマイズですね。無知であることをいいことに、自分の好きな体位や好みのプレイで、という展開。孕むこともやむなし、として割りきって中に出すことを躊躇わないのもエロいっすね!孕んだらどうしよう、じゃなくて孕みに行く展開です。

ストーリーなんかどうでもいいんだけど、エロ特化の一冊でした。