青橋由高「お姉ちゃんの婿になれ!」

はーい、飲み会から帰宅で酔っ払った状態のままですが感想書きますよー

青橋センセーの最新作です。ヒロインは三人。一番上の沙月お姉ちゃん、次女・希望お姉ちゃん、三女・流音お姉ちゃん。どのお姉ちゃんも、弟なしにはなにもできない。弟がいなかったらなんにもできない、直ちに健康に影響が出るレベルのダメ人間。姉がブラコンなのは大前提として、弟も重度のシスコン。お姉ちゃんのお世話をすることが人生の生きがいと化している。んで、ダメ人間のお姉ちゃんをお世話→えっちぃ展開へ、と進みます。読んでいて、とにかくダメなお姉ちゃんたちがたまらないっすね*1

私が特に気に入ったのは、希望お姉ちゃんだなー。表向きは、びしっとした高校の先生。だけど、ツンツンの態度は、弟との関係では崩壊。べったりモードです。なにより、最初に童貞を奪ったという自負感からか、他のおねえちゃんよりも自分のほうが一歩リードしている、という意識が、読んでいて可愛くて。でも最後はハーレムも、悩みつつもやむを得ない、という心情に到達しちゃうんです。

作者の自己解説(1)(2)では散々迷走した、と自分で告白しているものだったので、読む前は地雷かもと思っていました。が、まぁ、それほどでもなく*2

世話してあげる、というお姉ちゃん像ではなく、世話をしなくてはならないお姉ちゃん。ダメ人間具合が可愛さを呼び起こす一冊でした。

*1:例えば、動揺の見解として、http://www.karzusp.net/2011/06/27-064419.php

*2:ただ、希望お姉ちゃんとのセックスシーンは一番ページ数を割いていたけど、それ以外のおねえちゃんとのシーンは、明らかに少ない。うーん、やっぱりこれは・・・と。