みかづき成分、補充。

黒猫通信によれば、5月刊は、青橋由高、鷹羽シンの両名。4月29日の日記で取り上げた、最近読んだ中でエロ度が高いものに入った両名だから5月刊行分は期待度が高い。少なくとも、青橋由高は安牌だろう。

本日は、メロンブックスで、みかづき紅月サムライガール」5、6巻を購入。アニメイトで、みかづき紅月「放課後トゥーランドット」と野村美月文学少女見習いの初恋」を購入。
みかづき成分が多目なのは購入計画としてちょっと失敗したかなー。私yusuke22は、同じ作者の小説は、よほど面白くない限り、続けて読まない方針なので。同じ作者の作品をずーっと読んでいると、飽きませんか?だから、Aを読んだら、Bで。Bを読み終わったらAで、という読書方針なんですよ。
うー、、、前から読みたかった有島武郎にでも手を出すか・・・

さて、本日のレビューは、みかづき紅月サムライガール」の4巻。

サムライガール―燃えよ剣 (美少女文庫)

サムライガール―燃えよ剣 (美少女文庫)

美少女あり、バトルあり、刹那の苦懊あり、高山あり(!)で、みかづき紅月センセは、ホントに楽しませてくれる。
ただ、これは、ある意味で仕方がないことだけど、女性作家に特有の現象として、男同士の会話や台詞を読んでいて違和感を感じるんだよなー。男性キャラ同士の台詞の後に、「男子って、いつもこんなこと喋っているんでしょ」「やらしー」みたいな会話を入れても不自然ではない、感じ。良くも悪くもテンプレ的と言うべきか。まぁ、こんな感覚も、1巻の頃よりはだいぶ収まってきたけど。

みかづき紅月先生が描く女の子は可愛くて応援したくなるんですよ!女の子はっ!!後は男キャラだ!!高山みたいなイロモノ強烈キャラは読んでいても楽しめるが、直弥みたいな特徴もない一般人にはうまく感情移入ができない…刹那を思う気持ちの描写が少ないので、自分の想像でカバーするしかない。

ただ、これを理由として評価を下げることは不公平かもしれない。いつだったか、わかつひかるブログでも書いていたけど、男と女の壁は乗り越えることができない。女性作家が男の行動を想像でカバーするしかない分、女性キャラの描写が、実体験や自分の周囲に応答して、魅力的になる。逆の男性作家の場合も真なり。だから、桜庭一樹が女だと知ったとき、妙に納得してしまった。あれ、やっぱり女の人が書いたからこそ、少女の気持ちにリアリティがあるんだよね。
女性作家だからこその長所と短所。そして、短所があるからこその長所。だからこそ、これを理由として評価を下げることは不公平だろう。

今回は恋愛要素は十分に補給できたけど、えっちぃ分はあんまり。青橋由高を読んだ後だったからかな?
星4つ。