うらはらツインズ

本日の読書感想は、菱芝嘉和『うらはらツインズ』
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義理の双子のお話。左がおとなしめの委員長タイプ・琉衣で、右が活発で積極的な美衣。
美衣が意地でもホットパンツを履いているという設定が良かったな〜。遊園地でのゴンドラのところでは、男の目線が行く先をよくわかっている(笑)
後半の、二人でフェラするシーン(山場?)とセックスするシーン(山場?)は、ご馳走様でした!

これは、完全に好みの問題になるが、琉衣のお風呂場のところは、当方、おしりの穴属性がないので、あんまりねっとり描写されても・・・これを除くと、全く悪いところはない。自分の好みに合わないシーンがあるだけで、悪いところはない。ということで、星3つ。

この作品は別に悪いところはない。でも、同じ星3つでも、青橋由高『W新婚お嬢様!』の星3つとは価値が違うんだよなー。『W新婚お嬢様!』は、マジで面白エロい!最高傑作だったかもしれない・・・あと100ページ、いや50ページあれば。
『W新婚お嬢様!』は、最近読んだものの中ではエロ分は断トツで高いし、3人の気持ちがちゃんと一つになっているところも、読んでいて面白い。すでに結婚しているのに、ラブコメ度高し。でも、最後、本当に最後のえっちぃシーンが駆け足になった感じで、唐突に終了してしまった感じ。

うーん、なんだろう。わかりにくいたとえだけど、先発のエースもキレキレで、打線も、毎回毎回ホームランを打ちまくって派手な試合をして、大勝利の試合ペースだったんだけど、9回に味方のソロホームランで1点しか取れなかった感じ。
9回に1点しかとらなかったからって、勝利には間違いないんだから別にいいじゃん!って思うけど、それまではガンガン点を取っていたから、ファン心理としてはもっと点をとって勝ってほしい!っていう贅沢をしたくなる感覚。
要は青橋由高だからもっと面白エロい作品になっていた(はず)なのになあ・・・という読者側の贅沢で評価を下げてしまった、星3つ。あと50ページ。あと50ページあれば……

だから、今作は、星3つだけど、青橋由高とは違う価値の星3つ。
青橋由高の場合は、作者もページ数が足りないことを自覚しているみたいで、、、
一日一歩〜青橋由高の特別でない毎日〜 : 今のペースだと400ページ弱に!
一日一歩〜青橋由高の特別でない毎日〜 : 脱稿

あー、うん。責めるつもりは全くないので、5月中旬発売の新刊、楽しみにしています!