伊藤左千夫「野菊の墓」&みかづき成分補充中。

ジャンプ感想・補逸
黒子のバスケ
古武術であっという間にコートの隅にまで移動できる比嘉中より弱いんじゃね?中学生のテニス部の方が、全国を狙う高校生バスケ部よりバスケ強そうなんですけど。

◆アニメ感想・戦場のヴァルキュリア
意外と面白い・・・・・・!!絵柄がいかにも可愛いって感じの女の子で、主人公・アリシアの声が井上麻里奈*1。だからストーリーも特にないもんだと思っていたが、それがそれがっ!!

ウェルキン率いる弱小第7小隊が、頭脳戦によって、勝利を収める過程が心地いい!!それでも難しいというわけでもなく、なんつーか、田中芳樹的な逆転勝利。ヒロインの相手役の小隊長・ウェルキンのちょっとした天然ボケと戦場で見せる冴えた指揮のギャップも魅力的だし、第1小隊隊長も、実は賢い。うん、これは当たりかも。


さーて、読書感想、読書感想。
読んだ本は、伊藤左千夫野菊の墓」。

野菊の墓 (新潮文庫)

野菊の墓 (新潮文庫)

あと一枚、ほんの薄皮破れば、届く恋。それをお互い分かっていながら、突破できない。あー、わかるなー、10代の頃って、あるよなー。こう、甘酸っぱい感覚。野菊に仮託して、告白しかできないなんて、、、おにーさんにとっては2828もんです。
今なら2つ年上なんて、気にしないかもしれないけど、100年前だからね、やっぱり女の人の感覚だと、自分が上だと気にするもんかね。仲良くしすぎる従姉妹は危険、という母親の気持ち*2。そろそろ、男、女だとお互いを意識しなさいという注意。でもこれによって、逆に意識しちゃうよね。今まで仲良くしていた人を、女として、意識してしまう、少年の気持ちがむず痒くて、、、。

最後は永遠の別離。民子が相手を想いながら死んでいった。

民子は余儀なき結婚をして遂に世を去り、僕は余儀なき結婚をして長らえている。

この最後の独白が沁み入る。思い出を反芻しながら生きていくしかない人生って、辛すぎるよ。

この小説は、100年前に書いたものとは思えない。青春ものとして現代でも支持を集めることができるだろう。だけど、収録されている他作品がいまいちだったので、星4つ。

現在、みかづき紅月サムライガール」最終巻を読書中・・・

*1:天元突破グレンラガン」のキスする死神・ヨーコお姉さん、ゼロの使い魔の元痴女・キュルケ役。ちなみにyusuke22は、ニアより断トツでヨーコ派。"萌え"とか"可愛い"という概念では説明できない、素敵な女性だと思います。キュルケ?タバサ?そんなのよりルイズちゃん可愛い!

*2:姉弟婚は法的には合法なんだけど、、、当時はまだ多かったはず。でも、これも地方によるからなー。