鷹羽シン「妹ペット」
やっと修羅場が一つ終わった・・・これで本業の方も少し進行できるぜ。
- 作者: 鷹羽シン
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: 文庫
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読んでて思った率直な感想。作者の頭は大丈夫か??←褒め言葉。
ヒロインの絵夢も、主人公の司も台詞が、、、
普通のファンタジー系の小説なら、「説明口調で台詞が生きていない!」と批判される(例:「だってばよ!」の忍者漫画)かもしれない。けど、この作者の場合は、えっちぃシーンの状況説明として機能している。これは、作者・鷹羽シンの特徴として把握すべきだなー。こんなアホみたいな、だけどえっちぃ台詞を吐けるのはこの人しかいないだろうな〜。
ただ、少々不満も。うーん、たくさんのコスプレをさせるという方針の下、えっちぃシーンの場数が多い。でも、その分、過程の描写が物足りないんだよね。一章あたり30〜40頁。現在読書中で、同時発売の青橋由高「いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん」が約50頁。この前読んだお嬢様メイド部は約40頁だけど、そもそも頁数が少ないので、美少女文庫より密度が濃い。しかもこの作品はストーリーも特にないからね。
台詞はいいし、シチュもいいと思うので、他のえっちぃシーンを一つくらい削れば、なんとなーくの物足りなさが解消されると思うんですが。
あと、ストーリーを無視し、えっちぃ度だけで勝負するのか、ストーリーも視野に入れつつ、えっちぃ展開に持ち込む過程も勝負に入れるのか、よく分からない印象を受けた。最近読んだもので例をあげると、お嬢様メイド部は、純粋にえっちぃ度だけのガチンコ勝負。現在読んでいる途中の青橋由高「いちゃラブお姉ちゃん」は、ストーリー展開でも魅せる面白エロさを追求した作品。みかづき紅月、わかつきひかる作品は後者、かな?
こっちはどっちなんだろう?前作はえっちぃ度だけの勝負だと思う。でも、今回はよくわからん。えっちぃ度だけで勝負した方がいいのに、なんか余計なストーリーが入った感じ。
どちらかといえば、前作の方が好き。悪くはないけど、特段良くもない。今回は、星3つかな。