青橋由高「いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん」

いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん (美少女文庫)

いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん (美少女文庫)

今月の美少女文庫2冊目。
(姉+ツーテール+ブラコン+美脚+タイトスカート)×七瀬葵=最強!

青橋由高が書く"理想的なお姉ちゃん"と、七瀬葵のイラストが見事にマッチした作品。ブラコンお姉ちゃんの、弟を溺愛するが故の暴走を、綺麗に笑いに昇華でき、かつ、えっちぃ展開に持ち込む動力兼、行為中のスパイスとして機能させている。えっちぃ行為中も、笑いを含ませつつ、丁寧に描写。
面白さとエロさのバランスが取れた良作です。青橋由高らしい、面白エロさを追求した作品。

「もぉー、お姉ちゃんがいないとダメなんだからっ!」
全般的にこんなお姉ちゃんです。世話してほしいです。世話されたいです。徹底的に甘えたいです。徹底的に甘えさせてほしいです。こんなお姉ちゃん、大好きです。自分も姉属性あることは自覚していたが、やられたー。どストライク。

では、印象に残った点を列挙します。
・タイトスカート
いいっすよね、美脚アピール!!スーツって、20代女性しか着ないイメージがあるから、美少女文庫では、珍しい属性かも。タイトスカートって、スラっと伸びた脚を強調できるから好きです。セーラー服、ナース、巫女、お嬢様、水着、メイドなど、いろんな種類の属性があるけど、タイトスカートは初めて、かな?表紙のお姉ちゃんのイラストがいい!!七瀬葵のイラストが、お姉ちゃんの雰囲気が出てるなー。
・お姉ちゃんの暴走
弟を思うが故の暴走と葛藤は読んでいて、くすって笑える。これは、日常だけでなく、行為中も全般的にわたっているんだけど、一例として、49-50頁を挙げておく。
ツーテールの髪の毛を使った行為(252頁)。
実は、過去にポニーテールで似たようなことを妄想したことあります。自分と同じ変態さんがいて安心しました。
・最後の大好き!のシーンは、好きなまとめ方だったな〜。読後感は、2828した感じで終わる。性的にという意味ではなく、普通に気持ちいい終わり方。お姉ちゃんも悶絶死だけど、読者もですね。今回は、最初のページから、高速のLOVE寄せ(by美少女文庫編集部)。うん、LOVE分高めですな。

今回も十分に楽しめました。ということで、文句なしの星5つ!