小池真理子「水無月の墓」&「ToLoveる14巻」

水無月の墓 (新潮文庫)

水無月の墓 (新潮文庫)

古本屋で見かけ、うちの母親が好きな作家ということで気になり、パラパラとめくったところ、面白そうだったので購入。ホラーの短編集です。
でも、最近読んだ江戸川乱歩とは違ったホラー。江戸川乱歩の怖さって、変態だー!!のAAを張り付けたくなるほどの妄想力にあると思うんだけど、小池真理子は、生と死の境界の不明確さにあると思う。
死んでいることを忘れ、生きている世界に戻る「流山寺」。ぼんやりとしていたため、自分が殺されたことも気付かない「ぼんやり」。自分が叔母と同じように死んでいたが、叔母と同じように姪に会いにきた「足」。ほかにもあるけど。途中でオチが似たような展開で飽きたこともあるけど、これは短編集の性格上仕方ないか。
総合評価をすると、結構面白かった。「ぼんやり」と「足」が特に気に入った。ということで、星4つ。

・・・そういえば、ジュブナイルポルノで、幽霊モノってないよなー。悪魔、女神はあるのに。もっとも、yusuke22が知らないだけなのかもしれないが。
例えば、こんな感じ。主人公がお寺の息子で、ヒロインはそのお寺に代々務めている家系の跡取り娘の巫女(同学年)と、恋を知らないまま事故or病気で死んだ少女。ただし、ちょっと昔の少女。100年前くらいがいいかな。
最初、主人公は少女の霊が出るってことで、除霊しようとするが、少女が恋を知らないということで、疑似恋愛をする→セックスorペッティングプラスアルファ。それで成仏かと思いきや、やっぱり現世がいいということでまだ居残る。そして、もう一人のヒロイン・巫女が幽霊に嫉妬→主人公に思いを告白→セックス。でもって、同世代の少女同士、巫女と幽霊という立場を超えて、お互いの気持ちを理解しあえる。
オチでは、ライバル除霊師登場。性格はエロエロで、実は、通っている学校の保健室のお姉さん。で、除霊師は、幽霊を消そうとする。そこでなんとか説得。しかし、幽霊自身は自分は死んだ存在として自覚し、成仏することを決意。最後の思い出が欲しい→3人で。
うん、なんか二次元ドリーム文庫にありそうな展開だな。幽霊だから、和服もいけるし。巫女もいるし。

さて、本日は従姉妹+1名とブラブラ。途中、見事な、漫画やアニメに出てくるようなツインテール少女に会った。気合の入れ方が違いますな。で、従姉妹たちとは夕方に別れ、一人でメロンブックスへ。ジュブナイルポルノ1冊とToLoveる14巻を購入。

To LOVEる -とらぶる- (14) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (14) (ジャンプコミックス)

ララのポニーテールと、ナナのツインテール!髪の毛がシッポみたいにユサユサと振る感覚が好きです。あれ、目の前にあったら、つかまえたくなるっ!
14巻では春菜ちゃんが活躍するとみせかけて、実はララがいいお姉さんだということがわかる。もー、最初の頃の暴走キャラも好きだけど、今の暴走お姉さんキャラも好きです。良い子だと思うので、報われてほしいなー。春菜ちゃんは、リトのことが好きだけど、何も努力していないのがなー。ララって、水を飲ませたり、チョコを作ろうと頑張ったりと意外と気が利くからポイント高いんだよね。
もうね、リトくんのエロトラブルに巻き込まれる能力の高さは異常だよ!どうやったら転んだ表紙にパンツに手を突っ込むことができるのか知りたい!そして、どうやったら日常的にパンツが見えることにノーガードな妹を育成できるの?リトくんはどうやって妹を洗脳したの?