あらおし悠「ナイショのカンケイ」

ナイショのカンケイ 委員長の秘密 (二次元ドリーム文庫130)

ナイショのカンケイ 委員長の秘密 (二次元ドリーム文庫130)

準ヒロインが1人、メインヒロインが2人?とでも言うべきなのかな。何気なく読んでいても、途中でこのギミック(←プロレス用語)には気付く筈。まぁ、帯に描いてあるんだけどね。ギミックは、ベタと言えばベタだけど、多様なシチュを追求する手段として、うまく機能していた。

文章自体は良かった。エロスも十分補給できたし、ストーリーもまとまっていて、あー、これはこういう展開かなーと予想しながら読んでいたが、意外なところもあり、しかも、最後にちゃんと綺麗にオチもついていたし。こう、屋上でのシーンはちょっと中途半端に終わってしまったのが残念だったけど、多分これは尺の関係でしょう。

ただ、絵が。委員長や円香の、ほわほわした感じの可愛い雰囲気を出す絵や表紙絵は好きなんだが、肝心の行為に及んでいるときの絵が全く萌えない。胸で挟む絵(223頁)や圭介が上から挿入する絵(233頁)は、なんていうのかな、顔が気持ち悪い。特に口や表情、舌。うーん、これは個人の好みの問題なのかなー。
気になったので、絵師のブログを訪ねてみた。ぱっと見た感じだと、そんなに嫌いな絵じゃないなー。ヘッドホン美希とか結構可愛いし。可愛い系の絵は好みだわ。だから、「ナイショのカンケイ」のエロ絵が自分の好みに合わないだけだな、多分。→ヒデボウハウス
自分の趣向の絵師補正が反映し、星3つ。エロ絵が良かったら、普通に星4つだったなー。

さーて、今週土曜日は美少女文庫新刊を買いに行くか。今月は期待度が高いものばかり。4冊買いになりそうだなー。土曜に楽しむために今からアップを始めるとするかー。