「ヱヴァンゲリオン新劇場版・破」を見てきた(余裕でネタバレありなので注意)。

本放送当時、もちろん見ていたが、途中までは面白かったが、もやもやとした、よくわからない感覚を抱いたまま放送終了を迎え、周囲にエヴァ哲学(笑)をひたすら語るヲタがいたせいで、妙な知識だけは身に付きつつも、もやもやとした感覚のせいで、あんまりエヴァ哲学(笑)を語る人たちとも馴染めなかったyusuke22さんです。今から思うと、彼らの衒学趣味に合わなかっただけ。だから、「エヴァ哲学(笑)」なんだよね。
私yusuke22は、どちらかというと、当時再放送されていた「ふしぎの海のナディア」にはまっていました。私を、二次元の世界、アニメの世界へ引きずり込んだのは、エヴァ直撃世代なのに、なぜかナディアです。ナディアは録画して何回も見た、最初のアニメです。
そんなyusuke22は、断然アスカ派です。二号機です。ツンデレ好きなのは、ナディア譲り、なのかな。さて、本日はヱヴァンゲリオン新劇場版・破を見てきました。断トツで面白い!見とけ、買っとけ。かなりいい!!DVD購入を序では見送りましたが、破では決意。もうね、第8使徒戦で走っている姿だけも十分かっこいいっすよ!
今回の破では、アスカをめぐる日常、ほのぼのパートが前半。怒涛の急展開が後半。
アスカーーーー!!!!!!
映画見ながら途中の心の叫び。アスカのためを思って字は赤にしました。序で、トウジのエピソードが大幅カットなのも納得。破ではユニゾンねーんじゃね?と序を視聴した後に友人と喋っていたんだけど、別になくても良い!なくても面白い。
TV放送時と比べて、アスカが人間的、精神的に成長している印象を受けました。加地さんべったりでプライドの高いアスカじゃなくて、プライドを保ちつつも、それに向き合う。「ばっかじゃないの?」「あんたバカぁ?」。そんな言葉を交わしつつ、昼休みに一人でゲームをしていたアスカから、委員長と一緒にご飯を食べるアスカへ。アスカとレイの手料理対決、いいっすね。そして、レイからアスカへの招待。柄でもないといいつつも、自分は孤独じゃない。人と心を通わせるのが心地よいと気付く。「私、笑えるんだ」。何この死亡フラグ
「きょぉーをの日はー、さよおーなら♪またー、あえるー日までー♪」この音楽が流れたときの絶望感が忘れられません。歌は初音ミクレベルの気の抜けた感じなんだけど、シーンの緊迫感とのギャップが。この後も、まだまだ展開が続くんですが、アスカの死亡が気になってました。途中でまだ生存可能性が示唆され、予告では、片目眼帯、独眼流アスカと武将変化して登場。これで少しほっとした。
新キャラ・マリも、上手くストーリーに絡んでた、おっぱい要員だけじゃない。エヴァンゲリオンに乗る人物には三種類いる、と思いました。まず、一般人・アスカ&レイ、異常人格・マリ、人間を超えた存在・シンジ。今回のマリ登場は、それを際立たせるためか、と。一般人でも、人工的な異常化でも、神には勝てない。所詮、人間レベルだと。次作で登場するアスカは、一般人のアスカが、異常人格へとクラスチェンジしたアスカ、なのかなと予想してます。TV版でみたような、自分を支えてきたプライドを喪失して何もできないヤンデレなアスカ、ではないと信じたい。人と心を通わせる事を覚えたアスカ。親に肯定されたことがないという、心の闇も、人を拒絶しないアスカなら、乗り越えられると思う。多分、次回Qのアスカは、エヴァンゲリオンに乗れないアスカ、じゃなくて、エヴァンゲリオンに乗って、シンジたち、あるいはネルフを率いるアスカになるかなー。
あー、アスカしか語っていないけど、「私が死んでも代わりはいるもの」と生存を諦めるレイ。そんなわけないだろー!と何も知らずに叫ぶシンジくんには少年漫画的な熱血さを感じました。このときの音楽は、「翼をください」。良く見ると、このときの初号機には天使の輪がついている。だから「翼をください」なのかなー。翼があれば、完全に天使だからね。ここでも、人間を越えた存在、神としてエヴァンゲリオンが君臨していることを示している。
最後はロンギヌスの槍が。「今度こそ」というカオルくんの台詞から、時間を逆行させて、シンジくんに再選択を迫る世界なんだろうなー、きっと。