みかづき紅月「ぶよぶよカルテット」

金曜日にメロンブックスにて二次元ドリーム文庫の特典小冊子ゲットぉぉ!!ラスト間近だったらしい。

さーて、今日はみかづき紅月さんの一般向けラノベ

ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

ストーリー展開の細かいところでいろいろツッコミはあるけど、これはこれで青春小説モノとしては十分楽しめるんじゃないでしょうか?

音楽とかそういうものって全くわからない*1ので、キャラに着目して読んでいたけど、キャラの暴走っぷりが楽しいなー。トリルも凛音も、ピカ先輩も。話は単純だし、王道なんだけど、それぞれに個性があり過ぎ!!

「んで、もう諦めてくれた?」
「私を普通の女の子てか真人間に矯正しようとしたんでしょ?」
「でも。ごめん。これが私だから」(120-121頁)

まー、自分は天才肌でも何でもないが、世の中的には変わっている人間で。一般人たちと趣味が異なり、話を合わせることができない。流行りの映画とかドラマとか服とか何それ?テレビなんてアニメ以外みてねーよって生活。だから、トリルと同じく、あんまり仲の良い人もいない。でも、自分を貫くことで堂々とした生き方をするトリル。現実世界では中々無理だけど、小説世界ではこんなキャラがいたっていいじゃない?

一生懸命な女の子は可愛い!ああー、みかづき紅月さんの小説に出てくるキャラは眺めていて楽しいなー。ご都合主義展開がちょっと多くて?となるけど。でも一本の筋が通っているから読ませる。星5つ!

最後の場面では、凛音とピカ先輩が気を使ってトリル先輩と二人っきりにしてあげたのにたーくんは気付かないのね。これは悪人だわ〜、たーくんが。恋愛要素も楽しいです。最初の思わせぶりの台詞もやっぱり、トリル先輩はたーくんだけに向けて喋っているんだよね?とりあえず、たーくんに膝枕するところでは可愛いい!と悶えました。ジュトゥブって、youtubeで聞いてみたらニヤニヤもんです。
たーくんは姉と妹に好かれているんだよね?じゃあ、ここは3人で。という展開はないか・・・

*1:サティって初めて聞いた。ドビュッシーも名前は知っているだけ。