ToLoveる最終回感想補足+野村美月「文学少女と恋する挿話集2」+神崎美宙「ミルクらぶ」


今日、帰りのJRの中で、胸元を開いて胸の谷間にiPodを入れていたお姉さんを目撃した・・・。今日の帰りは10時半ごろ。普通のOLっぽい。顔は普通。体型も、デブではないけど、痩せていない、いたって普通。胸が特段大きいわけではない。なんであんな場所で無駄なセクシーアピールするんだろ・・・??

さて、先日、最終回を迎えたToLoveる。いろいろ感想サイトを回っていて、すごーく納得した記述があったので、それに触発されて、感想を補足します。

だって、To LOVEるって「やれやれ」って感じじゃないですか。
それが「やれやれ(´・ω・`)」か、「やれやれ(*´∀`*)」かは人によって違いますが、
この「中身があるかないかは分からないが、たとえなかったとしても
それを補って余りあり、さらに笑えるエロスがある」作品の感想は
「やれやれ」でいいと思うんですよ。

これは、私がほぼ毎週拍手コメントを送っている、松竹梅さんが運営している「楽しければよかろう」より。直リンクになっているので、トップページはここです。
引用した記述は、私がToLoveるに求めているものを、ストレートに言い表してくれたなー、と思いました。「あー、またおっぱいとおしりだよ、ToLoveるだなぁ・・・」と生暖かい目線で美少女を愛で、目の保養。そして、たまーに「ToLoveるってラブコメなんだー」と思い出させてくれる。読んでいて、キュン!!って、甘酸っぱくて悶えてしまう台詞やシーンの存在。
可愛くてエロい女の子をたくさん出しておけば人気が出るだろ!って作品が氾濫する中で、ToLoveるは異色でした。原作者の長谷見沙貴先生は、リトくんが嫌われないように気を使ってストーリーを組み立てていると単行本のコメント中で書いていたけど、本当にその通りだな〜と今更ながら思います。やっぱり、この人、実は凄い人なんですね。
前回のブログでも謝辞を書いたけど、改めて。
矢吹健太朗先生、長谷見沙貴先生、本当にありがとうございました!

さて、ちらちらと、読んだものの感想でも書きますかー。
まずは、文学少女シリーズの最新刊から。

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)

横書きの小説を読むのがちょっと苦手なので、FBonlineは、あんまり見ない。だから、初めて読んだエピソードばかり。
この巻の主人公は琴吹さん。本編の最後では、琴吹さんの辛い思いが痛いほど伝わってくるけど、今回は、その痛みを反芻してしまった。たぶん、近いうちに、私は本編を読み返す。間違いなく。
反町くんのハイネは俺の友!ってあたりが文学少女に毒され過ぎだけど、自分もちょっとそういうところあるなぁ〜。でも、そういう小説に出会えたって貴重な経験だから、うらやましい。

「先輩も、人に教えるだけじゃなくて、たまには自分のために読んで、実践してみるのもいいと思うぞ」
「恋をしろよ!文学少女!」

338ページの反町君の台詞より。本編では、この時点で、遠子先輩は、コノハくんのために、敢えてコノハくんから離れると決意している。だから、このセリフは、残酷でもあり、励ましでもある。遠子先輩は、恋、してるよ?ずっと前から。そして、これからも。でも、反町君らしいよね。反町君の恋の手ほどきをずっとしてきた遠子先輩にとって、痛いけど、勇気をもらえる言葉かも。

今回出た小説の中で読んだことがあるのは、中勘助の「銀の匙」か。うん、わかるなー。あれって、読んでいて、自分の過去を回想しちゃうよね。この章を読んでいて思ったけど、コノハくんの相手はやっぱり遠子先輩だよ!お姉さんだと思っていたけど、お母さん属性も入るなんて最強じゃない!
今回も楽しめました。やっぱりこのシリーズに出会えてよかったな。星5つ!!

じゃ、次は、これ。

ミルクらぶ 癒しのにゅ?ライフ (二次元ドリーム文庫113)

ミルクらぶ 癒しのにゅ?ライフ (二次元ドリーム文庫113)

以前読んだ「ツンプリ」が個人的ヒットだったので、過去作を漁ってみた。これも自分の好みに合う!!なんでこれを1月に買わなかったんだろう・・・?