みかづき紅月「獅子王会長と喧騒と日常」
- 作者: みかづき紅月,雪月竹馬
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2009/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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登場人物それぞれに個性があって面白い!!みかづき紅月さんは以前のラノベでは評判を落としたけど、復活!!これなら、ある程度続編が続けば、アニメ化狙えるんじゃないか?
肉(捕食される側)と、紅蓮(捕食する側)の葛藤が普通のラブコメと違う話。そういえば、これ系の話って美少女文庫だと、銀狼王女だよな。
銀狼王女―Werewolf Princess (美少女文庫)
- 作者: みかづき紅月
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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孤高と人とのかかわりで悩む紅蓮。
ほわほわおっとりのアルノ。
美幼女、可愛い。でも屠殺が得意な甘菜。
気分屋、家猫、佐久奈。
恋に悩む奏羽会長。ときどきエロい。
そして最大の謎・姫。
それぞれが読んでいて良い雰囲気を醸し出している。もうね、紅蓮が甘えてくる様子なんて読んでいてニヤニヤもの。忍に代わって、読んでいる私がめんこ、めんこってしてあげたい感じ。
話の展開も、ああー、アホだなぁぁあと生温かい目で読めます。最初の任務からして、緊張感ゼロ。スパンコール(目の回りにつけるやつね)は、ちょっと武装錬金っぽい?ライバルキャラの奏羽会長も可愛いです。ケータイの連絡先交換を迫るあたり。
最後の盛り上がる場面は、動物としての生き方と、人としての生き方の葛藤。ワイルド・ハーフは、半分は動物のDNAなんだけど、あくまで「ハーフ」であって、残りの半分は人間としての生き方なんだから。紅蓮の自問自答の中に、二つの相反する生き様の葛藤が見いだせる。でもさ、人間なんだから、人とかかわらないで生きていくなんて無理だよ?忍も、肉だけど人間だからね?
さて、個人的には奏羽会長が今後どうなるのか、が楽しみです。今作は良みかづき紅月!星5つで。続編も楽しみに待っています。
追記
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50925925.html
↑でみかづき紅月さんの腕だけが披露されている。意外と小柄?人差し指の怪我は治ったんでしょうか?