ヤマグチノボル「遠く6マイルの彼女」


遠く6マイルの彼女 (富士見ミステリー文庫)

遠く6マイルの彼女 (富士見ミステリー文庫)

兄に対する劣等感を克服。ジャギ様と対照的。
オトナに見えた兄も、実は大人のフリをしているだけ、と気付いたとき、人は一歩進むんです。憧れていた存在でもただの人間です。
背伸びをして、でも、背伸びをしても限界を感じて。それは劣等感じゃなくて、自分で何とかしないと!と努力で乗り越える壁。バイクで走って劣等感を乗り越えようとしても、ただの気晴らしにしかなりません。

きちんと未来を考えること。結局それがどうしようもねえ劣等感に打ち勝つ、たった一つの方法だって。(290頁)

ホントに偶然なんだけど、同時期に相互に共通するテーマの本を読んでいた。なんかなー、これもこれで運命かな。内容は、当然星5つで。京子さんのこと、幸せにしろよ。