朱雀門出「今昔奇怪録」
久しぶりの更新です。12月はいろいろ忙しいので更新回数は少なくなりそう。
- 作者: 朱雀門出
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/10/24
- メディア: 文庫
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さて、読書感想。短編集。ホラーもの。
- 今昔奇怪録
表題作だけあって面白い。
- 疱瘡婆
オチは読めたが、話の展開は面白い。
- 釈迦狂い
これもオチは読めた。普通。
- きも
意味がわからない。
- 狂覚
つまんないから途中で読むのをやめた。
全体評価としては、面白いものもあったが、つまんないものもあった。総合評価で星2つ。作者の文体がどうも私に合わない。登場人物をイメージできない、突然現れている気がして、相互の関係性が良く分からない、というべきか。特に「釈迦狂い」と「きも」。作者は意味がわからないからこそホラーだと思っているのかもしれないが、たぶんこの人に普通の小説を書かせても二流だと思う。