朱雀門出「今昔奇怪録」

久しぶりの更新です。12月はいろいろ忙しいので更新回数は少なくなりそう。

今昔奇怪録 (角川ホラー文庫)

今昔奇怪録 (角川ホラー文庫)

さて、読書感想。短編集。ホラーもの。

  • 今昔奇怪録

表題作だけあって面白い。

  • 疱瘡婆

オチは読めたが、話の展開は面白い。

  • 釈迦狂い

これもオチは読めた。普通。

  • きも

意味がわからない。

  • 狂覚

つまんないから途中で読むのをやめた。

全体評価としては、面白いものもあったが、つまんないものもあった。総合評価で星2つ。作者の文体がどうも私に合わない。登場人物をイメージできない、突然現れている気がして、相互の関係性が良く分からない、というべきか。特に「釈迦狂い」と「きも」。作者は意味がわからないからこそホラーだと思っているのかもしれないが、たぶんこの人に普通の小説を書かせても二流だと思う。