銀河鉄道の夜

仕事が立て込んでいてオタクショップに行けません。23日って世間一般では祝日なんだぁ・・・・(遠い目)。待ち切れず、ついつい駅前の普通の本屋で12月刊の美少女文庫を購入してしまった。店員はあまり気にしていないと思うけど、やっぱり気まずいなー。オタクショップだと堂々と買えるんだけど。で、まずは山口陽から読み始める。途中までしか読んでいないけど、なかなかエロい!

さて。
銀河鉄道の夜を読み終えました。読むぞ!って決めてからちょこちょこと読み進め、3日間かかってしまった。あんなに短いのに。でも、予想通り、やっぱり途中で眠くなる。名作と言われているのに、自分の中ではイマイチ。

自分が銀河鉄道の夜についていけない理由を一言で述べると、展開が不条理だから
この小説のテーマである「ほんとうの幸い」。子どもを連れた青年は、自己陶酔が過剰で気持ち悪い。理解はできなくはないんだけどね、あんまりお友達になりたくないタイプ。燃える蠍は、「悪人なおもて往生す、いわんや」の話だと思うけど、自業自得だと思う。弱肉強食の世界だし、それは否定できないんじゃない?鳥を捕まえる人も存在がよくわからない。
それに、カムパネルラ。普通、銀河鉄道の旅は、カムパネルラによるジョバンニに対しての「死ぬ間際に最後の挨拶」と言われているけど、変じゃない?いつまでもいっしょ、だなんて。それに、女の子とずっとしゃべって、ジョバンニを放置して寂しがらせるってのも、最後の挨拶なら、変だよね。
状況についていくのに頭をフル回転。あと、突然の場面転換が多いのも、眠くなる原因だなー。状況変化に必然性を感じられない。読んでいていつも思う、「なんで?」って。

宮沢賢治自体がダメってわけじゃないんだよ。よだかの星とかセロ弾きのゴーシュとかは普通に物語として読める。注文の多い料理店は大好き。でもなあ・・・銀河鉄道の夜だけ、読んでいて眠くなってしまう。周りの人に言ってもあんまり理解してくれないんだけど、吐露します。私と同じような思いを持っている人、いるのかな?他の人の感想はどうなんだろうねぇ。