ヤマグチノボル「ゼロの使い魔 始祖の円鏡 19巻」


来た来た来た!!ついに復活したっ!!デルフ!!
色々言いたいことはあるけど、とにかく一言。おかえりっ!!!

一旦死んだと思っていたキャラが復活するって王道展開ですけど、盛り上がりますねーーー。デルフが死んだのは16巻。本気の屑野郎・ドゥドゥー*1に殺られたシーンは放心していしまいましたね。ドゥドゥーって嫌なやつなんですよ。理由のない殺人狂。快楽主義的。だから、主人公側に感情移入する立場から見ると、本気で嫌になる殺され方だった。あんま奴に・・・・と思っていました。あれが、2009年の3月発売。だから、読者としては衝撃を受けてから、1年以上も経っているわけですよ。今までデルフがいないバトルに、なんとなく飢餓感を感じつつも、サポート役がいないなりに冷静に対処するサイトを見て、成長を感じていました。

それでも、帰ってきたデルフにはおめでとうと。周りはサイトを助けに行くのに、デルフだけが死んだままじゃ、どうしようもないよな。このへんは読んでいて、気持ちが高揚してしまう。デルフって、ゼロの使い魔の中では好きなキャラだったんですよね。だからこそ、死んだときには自分も悲しかった。

あと、今回のヒロインはルイズじゃなく、ティファニアです。うん、男だったら見るよ。バスト・レボリューションだよ。おおきい胸は幸せ製造機だって。ルイズ、ごめん!!だって、大きい胸に目が行くのは本能なんだから。これを見れば、もう少し長生きしたいと思うんだから。今回のサイトは主人公特有の能力・ヒロインたちとのえっちぃ展開に巻き込まれるパワーが全開。窮地に陥った時の谷間って、生きる糧です。当然、ガンダールヴの力も回復してしまいます。

ティファニアとサイトがエルフに監禁されているとき。

「あのね、だめだよサイト」
「こういうとき、優しいこと言ったらだめなんだよ」
「・・・・なんか、頼りたくなっちゃうから」

ううううううっっっっっっ羨ましくないっ!俺は、決してサイトのことを羨ましくなんて思ったりしないっ!!!
・・・・ぎゅっと抱きしめたくなっちゃう魅力。ルイズとはまた違った色気。静かな雰囲気だけど、弱さと隙がある点が、魅力的。

さて。作者が佳境に突入したと明言しているし、展開的にも終わりが近そう。最後まで応援しますので、適切な長さで終わらせてください。ではっ!

*1:ただし、19巻で復活していますが。