新木伸「GJ部」


かーずSPさん、この前の記事を取り上げてくださってありがとうございます!とまずは謝辞。

今日、みかづき紅月さんの新刊を買いに行こうと思ったら、まだスーパーダッシュ文庫が届いてなかったぜぃ。うー、いろいろな意味で地方民用ラノベですなぁ・・・中身が中身なんだから、都心じゃなくて地方用に準備された販促ペーパーとかあったら面白いかも。

さてさて、読書感想。

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

作者が言うように、ラノベからストーリーを取り除いた、四コマ小説。日常系作品と呼ばれている生徒会の一存シリーズよりもストーリーの起伏がない。生存シリーズの場合は、一応、杉崎が主人公でハーレム王になる!って目標があるし、生徒会なので、それ相応の仕事もあるんだが、GJ部は、まず何をしているのか不明。主人公の目標もないし。他の登場人物の目的も明らかではない。まー、これは批判というよりも作品の特徴を記述しているだけで、むしろ、作者の狙い通りでもある。

なんだろうなぁ・・・単行本におまけとして、本編の登場人物を絡ませた四コマ漫画がページ合わせとして巻末に掲載されているときってあるじゃないですか。作品の雰囲気が一番近いのは、それ。本編(ストーリー)じゃなくて、おまけの四コマ漫画の方。

こーいう類のラノベを読むのは初めて。ラノベとしては斬新な試み。星新一ショートショートに近い?ただ、一応、あれは日常系とは言えないなぁ。
イラストもたっぷりなので、読んでいて和みますね。気休めにちょうどいい一冊。

肉食女子の綺羅々さん、謎過ぎ。にゃあ。