古田航太「お姉ちゃんだって痴女になれるもん!」

水無瀬さんご、月乃御伽に続く新人三人衆、最後の侍・古田航太が満を持して登場。

     エ ロ い 。

ピンヒロインものです。タイトル通り、お姉ちゃん一択。でね、このお姉ちゃんがエロい。とにかくエロい。おっぱい大きい。少し天然気味。スイッチが入れば痴女に変身。このギャップがたまらんのです。美少女文庫的な意味でハイスペックなお姉ちゃんが、お風呂、海水浴場、電車、学校で主人公(姉ラブ)に襲いかかります。

お姉ちゃんが〇〇してあげるよってシチュエーション萌え&燃えますよね!しかもハイスペックなら尚更。このへんは全姉連総裁がすでに滾っているようです。→http://www.zenaneren.org/arc/2010/20100914230518.html

えーとですね、作者の特長を一言でまとめると、、、、、淫語の奔流
この表現がぴったりくるなぁ。えっちぃシーンではお姉ちゃんのエロい台詞が1ページ以上も費やされているんですよ。例えば、188頁は、海水浴場でえっちぃことをしているシーンなんですが、まるまるお姉ちゃんのエロ台詞です。普通の作品なら台詞は長くても3〜4行。でも古田航太さんはそれを凌駕。長々とした台詞が読み手を畳み掛けます。頭が酔ってくる。作者は大変だったんだろうなーと思います。こういうの、私は好きです。作者の努力に敬意を表して、グッジョブ!!
台詞の感じは、少しだけマイルドな鷹羽シンさんってとこかなぁ。それが長くなったイメージを持ってくれればいいかも。
シチュエーションも、細かい場面転換が何度も展開されるのではなく、同じ状況で長く続けたのも高評価要因。私は、シチュエーションの数を競うより、一回あたりの長さ・濃さを重視するタイプです。したがって、作品の展開も私の好みに合致しました。

どの章も私が好きでした。特に電車で痴女になって弟を襲うところが良かったなぁー。弟が何も知らない無防備な状態で、ギャル系の言葉を言い放つシーン。痴女でかつギャル系で、罵倒の言葉を投げかけるところはそれまでのお姉ちゃんとはまた違った感じ。

姉系作品とくれば、やっぱりお姉ちゃんの甲斐甲斐しさ!これがないとねぇ。現実にはなかなか無いけど、弟を可愛がってくれる感じの延長でエロくなるの。評価は当然星5つで!!
・・・しかし、これで新人三人とも読んだがどの作品も高レベル。既存の美少女文庫作家もうかうかしていられない、と。凄いなぁー、これで三人もデビューで人材が豊富。読者としては嬉しいですねっ!