みかづき紅月「サムライガールは俺の嫁!?」

ども。ここは、ポニーテールを愛でることに定評がある人が運営している読書感想ブログです。

さて、自己紹介はさておき。今月の美少女文庫の感想一冊目行きますかぁ!まずはみかづき紅月さんの「サムライガール俺の嫁」。俺の嫁シリーズもこれで三冊目です。今までの感想は↓こちら。
http://d.hatena.ne.jp/yusuke22/20091122/1258910396
http://d.hatena.ne.jp/yusuke22/20100429/1272555556

タイトルにもなっている「サムライガール」は、みかづき紅月さんのデビュー作であり、代表作。表紙の氷雨は刀の紐を咥えたポーズを取っているのですが、どっかで見た構図ですね(苦笑)*1みかづき紅月さんご自身も、やっぱりデビュー作には愛着があるのかなぁと他の作品を読んでいても思うんですよね。セルフパロもしばしば。サムライものも好きそうだし。で、今回は、サムライものを俺の嫁シリーズにも登場させてしまえ!となりました。

ヒロインは真田氷雨。主人公は徳川大輔(ただし、学校では徳山と名乗っている)。氷雨は徳川のせいで没落した一族。氷雨は実は江戸時代から敵の子孫・大輔を殺そうとタイムスリップしてきた。最初は大輔を殺そうとするけど、To LOVEる・リトくん並みのラッキー能力を発揮して氷雨と偶然キスできたことから、氷雨は大輔に惚れるようになって、嫁モードに突入。いちゃいちゃを楽しむんだけど、氷雨が敵討ちを失敗し、仇敵の嫁になったことから、真田家から大輔・氷雨を殺そうと刺客が訪れる。で、刺客 対 氷雨が最後で盛り上がりどころ。

今作のヒロインの特長とくれば江戸時代から来た、という設定でしょうか。江戸時代と言っても、実際の江戸時代には真田家は真田信之が徳川方について大名として存続している*2ので、まぁ、ファンタジー世界なんでしょう!そんなことを言ったら乙女新選組も変だしね。
氷雨は江戸時代から来たということなので、言葉が古いんですよ。とくにえっちぃ言葉も。その名も江戸四十八手。押付業、床柱、茶臼の手、後ろ櫓、舌人形などなど。これ、全部18禁ワードです。みかづきさんはどうやって情報を仕入れたんだろう・・・。とにかく、現代人である徳川大輔と、氷雨の感覚がずれているので、予定調和的なセックスじゃないんですよね。少しずれた認識。例えば、騎乗位(茶臼の手)は、江戸時代では遊女の体位だったらしく、氷雨が必要以上に恥ずかしがっていたり。

あとは、ふりふりポニーテール!179頁の氷雨が立ちバック(後ろ櫓)のシーンだけで、幸せをかみしめていました。やっぱりポニーテール少女は後ろから責める、だよな!と思っていました。が、188頁!

「ふんっ!素直でなくて・・・・・天邪鬼で悪かったな!」
長いポニーテールが鞭となって彼の顔をはたく。

またまたここでポニテプレイ!ポニーテールでぺちぺち顔をはたくのもいいんじゃないー!!!ツンデレ属性と相俟って相乗効果。ポニテでぺちぺちされたら、自分の場合、嬉しくて「あぅ!」って叫んじゃいそうだ。

氷雨の妹・真田月刃も最後は分かり合えて、現代にとどまることに。外見がょぅι゙ょで中身は冷静って萌え要素てんこ盛りなので次があったら、月刃も出てきて欲しいっすなぁ。最後にちょいとミスもあったけど*3、2刷があったら直してください。

氷雨と大輔のいちゃいちゃを喰わせてもらって、とにかく甘々。満足でした。
江戸時代だから、続編が出るなら、乙女新選組ともクロスオーバーの可能性あり?!・・・さすがにそれはないかなぁ。

*1:サムライガール第1巻の表紙

*2:真田信繁(幸村)と二つに分かれて真田家の存続を図ったのは有名なお話。

*3:「俺のものは俺のもの。お前のものはお前のもの」・・・・?ただしくは、「おまえのものは俺のもの」じゃない?287頁。