葵せきな「生徒会の九重」

もういい加減「九重」って関係ないよね?親方が登場するわけでもないよね、とお約束のツッコミ。さーて、そろそろ完結ですね。回想シーンを読んでいて、桜野くりむ会長の壮絶な過去がっっっ!と思っていたけど、でも生徒会の一存シリーズですから。あー、印象に残った台詞とくれば、、、、

アンズの中学時代の会長に対するイメージ。156ページより。

どうやら、彼女は家族や親族とのつながりが強すぎる傾向にあるみたいです。

おかげで、一般知識はそこそこありながらも、周囲としゃべらないことで家族間での『子供』という立ち位置でしか生きてきていないため、妙に無垢なまま育ってしまったようです

あー、リアル知人の中に、この表現がぴったり当てはまる人がいるわー。女の人なんだけど、会社勤めをしても親が送り迎えをしていたり。「妙に無垢なまま」というのも本当に当てはまる。でも、自分も多かれ少なかれこういう傾向があるなぁーと思うのは棚にあげておく。

やっぱりこの作品は久しぶりに読むと新鮮で面白いですね。言葉の掛け合いも、漫才と違って自分で読むから早くてついていけないというのもないし、好きなら何回も読める。でもなぁ、バレンタインの話で、なんで宇宙巡が登場しなかったんだろう。杉崎に好意を持っている数少ない人物だから、格好のネタなのに。これは番外編なのかなぁ。

終わりまであと一歩ということで、最後まで見守ります!星4つで。