巽飛呂彦「生徒会長はエロゲー好き♥」

さてさて、ちょいと間隔が空きましたが美少女文庫第2弾と行きますかぁ。
今作のヒロイン・由希奈の特徴は、なんといってもエロゲ好きという点。しかも、特に陵辱系ゲーム好き。主人公に私をレイプしなさい!と命令してきます。

私はエロゲ、ギャルゲはあんまりしない人(プレイ作品は片手で数えられる程度)なので、事情はわかりませんが、官能小説の陵辱派と純愛派の対立に置き換えて読み進めていました。このブログの読者なら容易に予想できるかもしれませんが、私は、純愛派です。

そう、わかんないんですよ。女の人で陵辱好きなのが。メロンブックスのエロラノベコーナーで今月の新刊何かなーっと漁っていると、隣で二次元ドリームノベルズを女性がガッツリ立ち読みしていたり。・・・・なんで?と疑問に思っていました。

由希奈は純愛系をバッサリ一刀両断(61頁)

「だいたいエロゲのヒロインにすることをしていおいて、純愛なんて誤魔化すから気に入らないのよ!おまえは自分のしたいことをごまかしているだけ。ほんとうは、琴美さんを頭の中で何千回もレイプしているに違いない!」
「琴美さんはおまえのことなんか全然好きじゃないんだから!好きじゃないお前に何万回抱かれようと、それはレイプなのよ!」

痛恨の一撃!!yusuke22は瀕死の重傷だっっっ!!!
これは(自分にとっても)痛い!!!所詮脳内で性行為しても、二次元キャラには彼氏あるいは好きな人がいるんだよね・・・・

主人公が地味に鬼畜に成長。最初はおずおずと、アニメのイベント行こうよ・・・みたいな状態だったのに、バイブ7本挿しって何これ(182頁)。Let's Challenge!!人間の限界!!最後はアスカのボディペイントだからなぁ。実質は裸。最初の頃とは大違い。

今回、巽飛呂彦さんの本はエロかったなぁ。今までのより、ずっとエロかった気がする。特に由希奈の脳内妄想→現実、と戻るシーン。私は陵辱系は好みではないけど、今作はNTRがそもそも無いと言い切っているので、最初はうーんと思いながら読んでいたけど、二回目の妄想シーン以降は普通に読むことができました。星4つで!

参考までにフミツキマサヒトさんのレビューもどうぞ→http://anaza.jugem.jp/trackback/162