千夜詠「アブないシスターズ」

アブないシスターズ (二次元ドリーム文庫 173)

アブないシスターズ (二次元ドリーム文庫 173)

今月発売の二次元ドリーム文庫。もうひとつの神楽陽子さんのとこっちをどちらを最初に読むべきか迷ったんですよ。神楽陽子さんの方は表紙を飾るポニーテールお姉さん。捨てがたいと思いつつ、こっちもムチムチ感が漂う表紙。運を天に任せ、目を瞑りながらどちらを先に読むか決めました。

ヒロインは二人。表紙を飾っています。ムチムチ感漂う方が百華繚。主人公の義理の妹。とにかくないすばでぇ。で、ドM。もう一人のスレンダーな方が百華蘭。主人公の妹。ドS。対照的な二人だけど、主人公のことが大好きなのは同じ。ときには変態的な行動に出ることも。夢精したパンツの所有をめぐって対立。それを契機に、主人公を女として落とすことができたほうが勝ちという勝負へ・・・という流れで物語は進みます。

おはなしの展開はとにかく主人公の勘違いが笑える方向で、スムーズに進みます。例えば、友達から調教ものDVDを押し付けられる。主人公はよくわからないまま眺めて、勘違い。

そうか、これが教育の真髄。ときにはきつく叱って、折檻してやらなくてはいけない

・・・・えー、と・・・・この台詞、主人公はSMプレイだということを理解してないで言い放っています。天然系主人公に妹たちが反応する様子で、エロい方向へ展開。蘭についても同じ。繚と関係を持ってしまったことに後悔して、ヤンキーに言った台詞がこれ↓。

大河原さん・・・・
君のその手で、俺の・・・・俺の・・・・
俺の頬をおもいっきりひっぱたいてくれ!

とまぁ、主人公が熱血青春漫画の一シーンを実演している様子を見てしまって、蘭は、主人公がMだと勘違い。うーん、この幕間というかえっちぃシーンへの導入の強引さが笑えた。

えっちぃところでは、ここはむちむち妹・繚推しで。最初の誘うシーンは誘惑系、次の体育館でのブルマはM。この変化がギャップを感じられて良し!いま、神楽陽子さんの作品を読んでいる途中だけど、今月の二次元ドリーム文庫はアタリの予感・・・?!!