山口陽「シュラバババッ!!生徒会長vs幼なじみ」

さてさて。多分、年末最後のえっちぃ小説の読書感想です。中身はタイトル通り。主人公が生徒会長と幼なじみの板挟みになり、修羅場を迎えるというもの。どっちを選ぶの?→えっちぃことで競争だっ!!という展開になります。

うーん、、、、、エロいっちゃあ、エロいんだけど・・・・・ストーリーがおまけ程度にしか添えられていない。ストーリーがおまけです、なのはエロ小説にはよくあることで、別にそれだけで評価を下げる訳ではないんだけど、以前読んだ小説を思い起こした。設定が小出し、小出しになっていて、読み手側とすると、「あれ、このキャラってそうだったの?」と思ってしまう。

例1.全寮制という設定がいきなり出た印象。
例2.普段が受身系、消極的なのに、主人公がブルマやスク水に興奮して豹変してしまうと、途端に乱暴になるあたりが唐突。もうちょっと自然な形での入り方があったんじゃないかなぁ。

孕ませを匂わせるような台詞や地の文が最初にあって、全体の構想を最初から提示していたはずなのに、どうもバランスが悪い。要は、伏線の回収の仕方の問題。
生徒会長の清香の台詞が変態的だったことを+評価として、合計で星3つとしておきますか。平凡なエロ小説だ。