ストーリー・セラー
- 作者: 新潮社ストーリーセラー編集部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/01/28
- メディア: 文庫
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「面白いお話、売ります」とのキャッチコピー。元々はムック本形態で、現在は第3弾まで出ている。本屋で第3弾を立ち読みして興味を持っていたところ、文庫版が出ていたんだと知って購入しました。中身は、7人の作家の短篇集。819円(税別)でこの分量はお買い得。2週間くらいかけてちまちまと読んでいたし、途中で別なラノベを読んでいたから忘れているところもかなり。ということで、感想をチラッと。
- 首折り男の周辺/伊坂幸太郎
オチが微妙。視点がズレに慣れてくると、面倒。
石尾良い奴。世の中に馴染めない私の場合は、石尾の生き方に共感。ラストの石尾はかっこいい。
- ストーリー・セラー/有川浩
この中で一番狂気。狂った作家の話は、以前読んだ「バカが全裸でやってくる」*1に通ずる。硬い言葉を放つ小説家志望萌え。
- 玉野五十鈴の誉れ/米澤穂信
五十鈴は隠れているけど、実は好き。
- 333のテッペン/佐藤友哉
この中で一番面白い。トリックは大体予想が付いていたけど、動機と着眼点。
- 光の箱/道尾秀介
あー、最後は救われてよかったなぁ。この二人の恋愛模様は、もどかしくて、素朴。だからこそ、なんだか応援したくなる。
- ここじゃない場所/本多孝好
何かの長編の番外編のような印象。超能力集団は別に活躍する小説があるのかと思った。