kyphosus「もしツンデレお嬢様が我が社の社長になったら」

とりあえず、質問。作者のkyphosusさんって、なんて読むの?「きょふぉさす」? ドイツ語よりもフランス語or英語っぽい感じがするけど・・・

まぁ、とりあえずこのへんの疑問はおいておいて、作者のkyphosusさんの作品、初読です。タイトルは、最近はやりのアレを意識していますが、割と中身もそのままです。つまり、メインヒロインはツンデレお嬢様で、主人公・ミツルの会社を買収して社長になってしまいます。そこから、というもの。

お嬢様のツンデレ具合は、割とテンプレート。ベタと言えばベタですが、それはそれなりにニヤニヤしてしまうんです。ツン期が、会社を買収したばかりのころ。まだ緋緒お嬢様が、会社内で怒鳴り散らしている頃。それが徐々にデレ始める。例えばがんばったミツルのためにご褒美。手作りお弁当のとき、自分が作ったおかずを美味しいって言ったときに笑顔な緋緒お嬢様可愛いです。

エロさで言うなら、注目すべき点は、実は緋緒お嬢様としかセックスしない、ということかな。ヒロインは二人。もう一人、秘書の凛々亜さんが登場します。凛々亜さんとはセックス直前までいくものの、しない。ああああー、焦らされるなー、と思いながら読んでいました。黒パンツを普通に差し出す凛々亜さん、エロいよ、エロ過ぎるよ

でも。でもでもでも。主人公のミツルがセックスまでするのは緋緒だけ。最後、二次元ドリーム文庫的なハーレム展開に行くかと思いきや、ミツルとセックスしていいのは私だけ!と拒否。ここに他の作品とはちょっと違う意気込みを感じましたね。しかも、緋緒は、コンドームを付けることも拒否する。つまり、主人公が秘書とセックスをすることを拒否した上で、主人公の子どもを孕みたい、と宣言しています。んんんんん、なかなか珍しいかも。しかし時代が経つことで求められているヒロインが変わるのも世の常。ハーレムよりも、一対一の濃さを求めているのでしょうか。

ただ、文章的には、まだ慣れていないのかなーと思う側面も。行為中のセリフがややワンパターン気味なんですよねー。「気持ちいいよ!」が連発気味で、若干気になりました。

【総合】いい!!!もし次の作品が出たら買いますよー