さがら総「変態王子と笑わない猫」三巻
- 作者: さがら総,カントク
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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かわいい女の子とくだけた、軽いノリのテンポの良い文体。あああーーー読んでいて幸せだなーっ
今回は、謎の幼女・エミさん東条、いや間違えた登場。月子や小豆梓もロリ系といえばロリっぽい外観だけど、一応は高校生。今回はホンモノの幼女。エミちゃんは10歳・小学生です。100パーセントの笑顔を向けられたらねぇ・・・・全国のプロロリコンだったら堕ちるよね、主にダークサイドな方面になっ
んでんで、ストーリー的には重要で、アノ「笑わない猫」が接触してきた、と。そして、横寺くんとはかつてお願いしたことがある?姉の存在もいたっけ?んで、小豆梓の最初の願いはどうなった?・・・・んーと、謎は深まりますねー。次回に向けて伏線を張ってきた回だなーと読んでいて想いましたね。
まー、そんな固いことまで深く読み込まなくても、かわいい女の子がいっぱい出てくるから、そこを愉しめばいいよ!!ポニテ成分補給が二人もっ!まずは陸上部副部長の短いポニテで眼福。そして鋼鉄さん・筒隠つくし先輩もふりふりロングポニーテール!!なにこのポニテ饗宴陸上部。私入部したいんですけど。
前回あんまり出番がなかった小豆梓は、メインヒロイン扱い。
「――仲直りのしるしを見せてくれたら、いいわよ」
「たとえば、そう。こないだ読んだ少女マンガには、悪い王子様が改心して優しく――」
「優しく――村娘と、握手してくれるシーンがあった気がするわね」
これ、163頁のやりとり。うわわわわーーーー、言葉で伝えないとわからないことを学んでも、言葉では伝わらないこともあって、、、小豆梓が、ひとりの女の子として辛い思いをしているんでなー、と。王子様は村娘にキスをするんですよ、そんなの1000年前から決まっているんです。横寺くんは女の子がいっぱいででくるゲームマスターなのになぁぁぁぁ
でも、だからこそ。最後のキスシーン。横寺くんは最後の最後では誤らない。これって、小豆梓を選んだことになる・・・・よね?っていうことは、筒隠月子はどうなるの??んー、問題が次回まで続く、と。
作者独特の軽いノリとテンポのいいやりとりが読んでいて楽しい。キャラクターも魅力的で、グイグイ引っ張る。まー、物語的にはそんなに長期化するものではないが、適切な長さで、笑わない猫をとりまく模様を描いて欲しいと思います。ではっ、ヘンティカンヘンタイ!!